広島港湾振興事務所 工務課 工務係 松枝 信

広島港湾振興事務所 工務課 工務係
松枝 信

広島港湾振興事務所 工務課 工務係 松枝 信

職員の皆様,はじめまして。令和5年4月に社会人経験者採用として港湾振興事務所工務課工務係に配属となりました,松枝信(まつえだ しん)と申します。

◆出身
出身は大分県中津市で,高校卒業後は山口県下関市にある水産大学校という大学に進学し,大型船舶機関の運転,整備を行う船舶機関士を目指しておりました。
船舶機関士というワードに馴染みがない方が多いと思うので簡単に説明させていただきます。船舶機関士の仕事内容としてはメインエンジン、発電機、ボイラーなどの運転、管理そして点検、故障の修理などを行います。発電所のような巨大なプラントを管理する技術者であり、船の心臓部の管理を担います。船舶機関士がいなければ船は動きません。

◆大学
水産大学校に進学した理由は,水産系大学では唯一、大型船舶の機関士を養成している機関であったからです。入学してからは,船舶機関士になるために様々な実習を行います。例えば、海技実習(水泳、救助法、消火法など)、夏休みの期間を利用した練習船での実習など,一般的な大学では経験することの出来ない貴重な経験をさせていただきました。

しかしながら,卒業後は船舶機関士ではなく,尾道市にある造船会社に入社することにしました。理由としては,ワークライフバランスが大きな理由の一つになります。一度出航した船は、航海中24時間体制でエンジンや計器の運転、監視が行われています。外航船ともなれば,航海期間は最低でも3か月以上となり,航海が終わるまでは家に帰ることができません。船舶機関士はやりがいのある仕事であこがれておりましたが,長く続けることは難しいと感じたので造船会社に入社することに決めました。

◆社会人
造船会社に入社して退職するまでの6年間,苦労したことはたくさんありますが,特に苦労したのは施工管理業務の中で発生する職人の方々とのコミュニケーションでした。職人の場合、ぶっきらぼうな話し方をする人が多く、論理的な会話が成り立たないことも多々あり,言い方ややり方を少し間違えただけで乱暴な振る舞いをされることも多々ありました。施工管理をしていく中でたくさんの試練を乗り越えて,相手の考え方にも理解を示しながら、指示内容とその理由を納得してもらう能力を身に付けることができたので,厳しく指導してくださったその時の上司や職人さんに今ではとても感謝していますし,プライベートでも仲良くさせていただいております。

◆趣味・特技
趣味は筋トレ,釣りで:特技は水泳とベンチプレスです。
筋トレを始めた理由は,もともと肥満体系であったにもかかわらず,飲み会の頻度が増えたことでさらに太ってしまい,命の危険を感じたのがきっかけでした。釣りは幼いころからバス釣りが好きで,大学時代も周りに海しかないような田舎だったので釣り三昧な学生時代を送っておりました。

小中高はずっと水泳部でバタフライが得意でした。100mの自己ベストは59.7秒です。ベンチプレスの自己ベストは135kgで,今年中に140kgを上げることが目標です。

◆これから
今までずっと船に関する業務ばかりで土木の業務は全くの未経験で採用していただきました。入庁して約二か月が経ちましたが,毎日が勉強の日々で苦労しています。しかし,経験豊富で優秀な先輩に恵まれたことも相まって,業務や職場の雰囲気にも徐々に慣れてきました。まだまだ出来ることは多くないですが,一日でも早く戦力になれるように日々精進していきますので,ご指導ご鞭撻のほど,何卒よろしくお願いいたします。